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サクセスバイアスとハピネスバイアス


どうもKOです。ようこそお越しくださいました。

今回は(予定では)12話つづくシリーズの1話めです。

シリーズ12話にわたって登場する重要概念の共有から入ります。

なにやら「重要概念」って単語のニュアンスが重たいですが(笑)。

話し自体は小学生でも分かるよう、噛み砕いて書いていきます。


ではまず、ざっくり。

サクセスバイアスってのは成功の色眼鏡を言います。

ハピネスバイアスってのは幸福の色眼鏡です。

あ、これは僕の造語です。ネット検索には出てきません。



サクセスバイアス

競馬をやっていると「当てたい」「勝ちたい」「儲けたい」などの欲が出てきますよね。

馬券が外れた直後は特にそんな衝動が強まります。

こんなときに僕らは脳にサクセスバイアス(成功の色眼鏡)をかけてしまいます。

目先の利益に執着している状態。

言いかえれば、スケベ根性が強まっている状態とも言えます。

勝つこと(成功)に囚われた状態なので、Paddockがドル箱にしか見えなくなります。

フラットに馬が見られなくなります。



■絶不調な単勝20倍がめちゃくちゃ絶好調に見えたり

■全然能力が足りてない単勝50倍がめちゃくちゃ強そうに見えたり

■メイチで仕上げてきた単勝3.4倍が「今日はデキがイマイチだな」と見えたり。



ベストな意思決定が下せなくなります。

「当てたい」「勝ちたい」「儲けたい」などの欲はサクセスバイアスを強めます。

Paddockを歪めます。

それは望ましくない。

かけちゃいけな色眼鏡が、サクセスバイアス。


一方で、かけるべき色眼鏡ってのが


ハピネスバイアス

前者とは対照的に、「当てたい」「勝ちたい」「儲けたい」といった欲から自由になっている状態と言えます。目先の利益よりも、長期視点。


「当てなくもOK」「勝たなくてもOK」「儲けなくてもOK」

「だって、競馬で勝たなくても、十分、満たされてるから」

「競馬でカネを増やす必要はない」

「十分あるから」


こっちがハピネスバイアス的なスタンス。



サクセスバイアスが不足感からくる欲望であるなら

ハピネスバイアスは満たされている安心感にフォーカスを置いているイメージ。



この安心感のもと馬をみると、フラットに冷静に馬を見れるようになります。

サクセスバイアスをかけているときよりも、自身の相馬眼が発揮しやすくなります。


■絶不調な単勝20倍が、「あぁ、こりゃ今日はダメだな」と見え

■全然能力が足りてない単勝50倍が、「うん、足りない」と判断でき

■メイチで仕上げてきた単勝3.4倍が「こりゃ抜群だな」と冷静に見抜けるわけです。


であれば、かけるべき色眼鏡はハピネスバイアス一択ってことになります。


まとめ

■サクセスバイアス:「当てたい」「勝ちたい」「儲けたい」「近視眼的(目先の利益に執着)」

根底にあるもの:欠乏感


■ハピネスバイアス:「当てなくもOK」「勝たなくてもOK」「儲けなくてもOK」「長期視点(目先の利益に執着しない)」

根底にあるもの:安心感(足るを知る精神)





成功側においていた軸足。

それを幸福側に、おきかえる。

競馬で勝たなくても、いい。

負けても、いい。

だって、十分、満たされてるから。

「足りない」「もっとカネほしい」「一発逆転したい」

そんな欠乏感でPaddockをみてるとき、サクセスバイアスに囚われます。

冷静な相馬眼が効かなくなります。

安心感でPaddockをみると、ハピネスバイアスに移行できます。

冷静で悔いのない意思決定につながります。



採用すべきバイアスは、Happiness、一択です。



では今回は、以上です!ありがとうございました。KO






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