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映画THE FIRST SLAM DUNKに学ぶ「パスの美学」



迷ったらパスだ

ひたすらパス


■パドック複数頭で迷ったとき

■締め切り直前で購入すべきか否かで葛藤しているとき

■ハズレ直後でヤケクソになっているとき



こんなときは、

ドーパミンとコルチゾールによって

平常心を失いつつある状況だというのは

前回の記事を深く読み込んでくださった方であれば

腑に落ちるところだと思います。



だったら、
パスするしかない。

パス

見送り

見(ケン)







あ。

ご挨拶が遅れました。KOです。

いつもありがとうございます。



今回は、

映画 The First Slam Dunkより学んだ「見送りの美学」なるものを共有していきます。



競馬でレースを見送るのって、なかなか骨が折れますよね。

我慢がきかず、手数が増えるなんてことは

誰しもが経験があると思います。


見送りが出来ない体質って、放っておくとヤバいんですよね。

負けが増え、カネがとけ、精神が病む。

エセ競馬引退宣言と、しれーっと復帰を繰り返し、

また同じ負のループにハマる。


この負の連鎖を食い止めるのに身に着けておきたいスキルは、

これしかありません、そう、





パス癖





これに尽きます。

映画のスラムダンクが、ヒントをくれています。


パスをまわせ、

ムリせずパスしろ

Paddockで迷ったらスグにパスしろ

って話です。



パス=見送り

と言う意味に加えて、



パス=
次のレースの
Paddockを担当する
未来の自分に
パスを出せ!

ってニュアンスも込めています。




ムリせずに、

パスするヤツが

最後に笑う



ひとりで無理なら、

仲間を頼れ

未来の自分に託せ


そんなメッセージを僕は映画の中から感じ取りました。

(というか自制心向上に都合よく解釈しているに過ぎませんが)



おかげで僕はスッカリ、見送りグセ(パス癖)がつきました。


以下で詳しく掘り下げていきます。(映画のネタバレが嫌な方はココでストップ!)


KOはスラムダンクはさほど詳しくありません。が、映画は4回見に行きました。3回見てお腹いっぱいではあったんですが。Paddock派のみなさんに今回の話をしたくて、公開最終日の8月31日に4回目に足を運んできました。うん、やっぱりPaddock派には重要な示唆に富んでいる映画だと改めて心揺さぶられました。今回の話しでは、2人の神に登場してもらいます。映画スラムダンクのパスまわし神話より、パスの美学を学んでいきましょう。




沢北か、流川か



まず、映画のスラムダンクを見ていない方に超おおざっぱに映画の概要を説明させていただくと、

この映画は高校バスケのインターハイの1戦を描いたものです。

全国大会常連校で大会3連覇中である秋田県代表・山王工業高校と

インターハイ初出場(だったかな?)の神奈川県代表・湘北高校の試合が、

この映画の舞台です。



で、今回の僕の主張である、



パスをまわせ、
ムリせずパスしろ、
フリーな仲間にシュートを打たせるんだ!


Paddock迷ったら、
迷わずパスしろ!(見送れ)




というインスピレーションに繋がったのが、下の写真

山王の2年生、沢北
(左:高校NO1プレイヤー)と

湘北の1年生、流川
(右:湘北の絶対的エース)の

両キャラクターの対比描写からです。

THE FIRST SLAM DUNK re : SOURCE (P88,89) / 井上雄彦 /集英社



沢北も流川もボールを持ったら自分独りでゴールを奪いに行くタイプの選手。

両チームのエースとして描かれている存在です。

当然、仲間にはあまりパスを出さず、エゴイスティックなプレーが特徴的な二人(にKOは感じています)。


試合序盤はインターハイ初出場の湘北(流川の所属する方)もいい勝負をします。

湘北が王者山王を相手に、僅差の接戦を演じます。

けれども、さすがは王者・山王。

試合途中から挑戦者・湘北に対してどんどんリードを広げていきます。

エース流川も山王のディフェンスの前に成す術なく、逆転が絶望的なほどの得点差をつけられてしまいます。





流川の転機


沢北に苦戦する流川。

山王の絶対的エース沢北との1対1に、ことごとく敗れる。

「自分ひとりでは山王のディフェンスを崩せない」と。

「このままじゃ、逆転できない」と。

エゴの塊のようなワンマンプレースタイルの流川は、悟ることになります。

流川は、ワンマンプレーに固執せず、仲間にパスを出し始めます。


すると、王者山王に優位な流れが、挑戦者湘北に傾いてきます。

流川は相手ディフェンスを引き付け、フリーになっている仲間にパスを供給します。

エゴを捨てて、仲間にゴールを託します。

山王のしつこいゾーンプレス(バスケの”守備戦術”のひとつ)で

スタミナを消耗しきった三井寿(流川のチームメイト)は、

走るのもままならないのに、意識も朦朧としているのに、

スリーポイントシュートを決めまくる。

バンバンきめる。

絶望的だった点差は、みるみる縮まる。

流川はエゴを捨てパスを回しまくる。


山王も沢北はじめ、王者の意地で湘北を最後まで苦しめる。

最終的に湘北は試合終了間際のブザーが鳴るギリギリのところで山王を逆転することになるわけですが、

その決め手になったのも流川がエゴを捨ててパスを出して仲間を頼ったからこその逆転劇。

流川からのラストパスを受け取った、犬猿の仲である桜木花道がシュートを決めての

ジャイアントキリング達成。


ああ、止まらない、もっと喋りたい、でもキリがない。




そろそろまとめます。



ここは賛否両論ある意見かもしれませんが、挑戦者湘北が王者山王に勝った要因は、

流川がエゴを捨てて仲間に頼るようになったから。

ワンマンプレーに固執していた流川が仲間にパスすることに目覚めた試合中における精神的な成長が

勝敗の運命を変えたのではと、僕は思います。



一方で、流川との対比で描かれていた山王の沢北は、

高校ナンバーワンの選手でインターハイ後はアメリカへのバスケ留学が決まっているほどの選手という設定。

そんな彼は「1対1の勝負で負けたことがないから、仲間にはパスをしない」ということが桜木花道(流川のチームメイト、赤坊主)の口をついて描写されていました。

それを読まれていた沢北は流川のようにパスを出さずに、一人で湘北のディフェンスを崩してゴールを奪おうとします。

が、桜木や赤木(湘北のキャプテン、ゴリラみたいなキャラクター)によって阻まれてゴールチャンスを何度か逃していました。



もし、沢北が
もっと仲間にパスを供給していたら、仲間が得点を決めて、湘北とのリードを広げたまま、王者・山王工業が逃げ勝っていたかもしれないです。

もし、流川が
パスをすることに目覚めていなかったら、挑戦者・湘北高校が山王に逆転できていなかったかもしれません。

試合の運命を握っていたのは、両校のエースがエゴを捨てて仲間にパスを出せたかどうか?

結局、エースが自分ひとりでエゴに走らず、フリーな仲間にパスを多く出せた湘北に勝利の女神がほほ笑んだ。

流川の成長が試合の運命を変えたわけです。


僕がこの映画から学んだことは、



自分が苦しいときには、無理するな。

潔く、パスを出せ。

仲間を頼れ。

そいつにゴールを託そうじゃないか。

パスすることは恥ずかしいことでもなんでもない。

どんどんパスしようじゃないか。


こんなメッセージが、映画を通して得られました。

以上が、僕が個人的に映画The First Slam Dunkから感じとった「パスの美学」でした。



僕はこの映画を沢北と流川による神話のように捉えていて、

これが、

競馬における「見送りグセ(パス癖)」にも生きてます。



目の前のPaddockに迷ってるとき、ムリに打開しようとしない。

分からないものは分からないんだから。

次のレースにもPaddockはあります。

目の前のレースに執着せず、未来に思考を飛ばし、

次のレースのPaddockを担当する未来の自分にパスを出してはいかがでしょうか?

JRA最終レースで迷うなら、翌週のPaddockを担当する自分に託そうじゃありませんか!



スラムダンクの映画では、

エースがパスを出せたほうが最終的に笑いました。

エースがパスをしなかった方が、泣きました。




Paddockで迷ったとき自分に問いかけましょう。


自分はどっちになりたいか?


流川か?沢北か?


目先の利益に目がくらんだ
サクセスバイアス側が沢北だとすれば、

目前の利益に執着をしない
ハピネスバイアス側が流川だと、僕は思います。



さー、迷ったらガンガン、パスを出していきましょう。


Paddockで迷ってるとき、

締め切りギリギリで買うか買わまいか葛藤しているとき

ハズレてヤケクソになっているとき

そんなときは、ドーパミンとコルチゾールに持ってかれているときです。

生理的欲求フェイズに落ちているときです。



迷い・葛藤・ヤケクソになっているとき、

それは、バスケで相手ディフェンダーに行く手を阻まれているときです。

そんなときは、パス(見送り)あるのみです。



では、この辺で終わります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。KO



【関連動画を貼っておきます↓】
パスの美学が4分足らずで吸収できる動画です↓

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