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回収率か、本音率か

どうもKOです。

えーと、今回のタイトルは当初、

「まだ回収率を追いかけて消耗してるの?」

なんていうどっかで聞いたことがあるような構文をパクッて、挑発的なタイトルにしようと思っていました。

が、それは止めたわけなんですけど、まー、割とチャレンジングな内容にはなります。

けっこう尖ってます(笑)。
今日の僕は。


そんな僕が今回、言いたいこと、

それは、

回収率なんて概念、もう古くね??ってことです。

そんでもって、もっと大事なのが、

本音率でしょ?ってのが僕が言いたいことです。


回収率より、本音率です。




まず回収率。



回収率を気にしてるってことは、S型(サクセスバイアス)気質に染まりつつある。

・・・ということは第1話の記事を丁寧に読んでいただけた方であれば、直感的にご理解いただけると思います。第1話はコチラより

「回収率をどうにかしたいな」と思ってしまう、その根っこにあるものもまた、「欠乏感」ということになりますから。

つまり「お金もっと」「的中もっと」「もっともっと」ってなってることで、余計な色眼鏡がかかり、Paddockが歪んでしまうから、

馬をフラットに見られなくなる。

ということも感覚的にスッと理解できますよね。

すると、この回収率って概念は

「罠だぞ、気を付けろよ」って。

僕個人的にはそんな気持ちが湧いてくるのもまた、共感いただけるんじゃないでしょうか?



そうそう。

JRAのネット投票のマイページにログインすると、自分の回収率を確認できるじゃないですか。

あれで自分の馬券の成績が可視化されると、


■負けてたら「取り戻さなきゃ」
■勝ってたら「もっと増やさなきゃ」
■低けりゃ「せめて75%には」
■87パーなら「90%には」
■「いや、100%いけるぞ(ヨダレ)」


・・・などといった思考に陥ったりするかもしれません。

これ多分、JRAは意図的にジャブを打ってきています。

サクセスバイアスという ”スケベ根性の種” を競馬ファンの脳に仕込みにきています。

馬を見るうえでは邪魔なバイアスに囚われてしまわないためにも、回収率って概念は気にしないに越したことはないですね。



競馬脳における競馬専用OS。

https://www.jra.go.jp/special/2023bakenhistory/ticketmaker



そういえば、今年は「競馬法制定100周年」らしいじゃないですか。

JRAが特設サイトを作ってまでアピールしていますよ。

つまり、馬券販売の歴史が100年以上ある

・・・ということは、

回収率って概念も(いつ作られたか分かりませんが)、まぁ長い長い歴史がありそうですよね。

過去の賢人が思いついて、何気なく世間に広まった「回収率という名のレール」に疑うことなく乗っかり続けるのは、個人的には

「どうなんだろうなー?」「いやちょっと待てよ?」「実は罠なんじゃないか?」

って、やっぱり疑いたくもなります。



疑いたいのは、回収率に限りません。

「競馬で勝ちたい」


って思うこともまた、そもそも不要だと思うんです。

だって、仕事してて最低限の生活費が稼げてるんですから、競馬で儲ける必要はそもそもない。

でも競馬で勝ちたがる自分もいる。

「勝つために競馬するのが当たり前だ」と思い込んでる自分もいる。

でも、その当たり前をちょっと疑ってみたくなる自分だっている。



ってことで、コノ辺の従来の価値観、

そろそろアップデートしても、いい気がしませんか?

「競馬法100周年」という節目ですし。

脳みそというコンピューターに乗っけてる競馬専用OSが、いわば昭和のままってことも考えられます。

サクセスバイアス(欲・煩悩・スケベ根性)にかかりやすい昭和のOSは、そろそろアンインストールしちゃいたい。

新たに令和のOSをインストールしちゃいたい。

そこにブッこんでおきたいのが、


本音率100%マインド。

というものです。

回収率100パー越えマインドではなく、
本音率100%マインドです。

本音の声にもっと耳を傾ける意識を、令和のOSでは標準装備しておきたいと僕は思うんです。というのも、

Paddockやってると「あー!やっぱこの馬だったかー、信じとけば良かったわ。。。」なんてことが、しばしばあるじゃないですか?

これって、本音ではイイって思ったのに、余計な思考が働いて、本音を信じ切れなかったパターンなんですよね。

言いかえれば、自分に嘘をついてしまったってことでもあります。

これってなんで起きるのかっていうと、スケベ根性が出てるからなんですよね。

「当てたい」「取り返したい」「カネほしい」って欲に囚われているほど、

脳は雑音だらけになる。

https://sakura-antenna.com/column/tv-blocknoise/

それっていわば、昔のブラウン管テレビで2チャンネルを表示させたときのような状態ですから、

Paddockみてるときに直感で「ええやん!」って思っている本音のメッセージをノイズでかき消しちゃうんですよね。

あ、ちなみにこの、テレビのザーザー画面、これってどうやらブロックノイズって名称らしいです。

そりゃ本音がブロックされちゃうのも納得。

どうりで、いとも簡単に自分に嘘もつけてしまうわけです。

その一方で、高配当が狙えそうな馬ばかりを好気配に見せてくるのもまた、サクセスバイアスの真骨頂。

ほんとに余計なお世話です。

ブロックノイズ画面のみならず、買ったら危険な穴馬ばかり好仕上がりに見えてしまうチャンネルに脳がチューニングされちゃうんですから、

スケベ根性は恐ろしいキワマリナイ。

で、つかの間の夢を見て、儲かりそうな馬を買ってみるんだけど、案の定こない。

来たのは、一瞬、直感(本音)で「ええやん!」って思ったアノ馬が馬券内。

「そいつを軸にしときゃ良かったぁ、クソー」

となるのは、良くある話です。




本音に嘘ツカナイ。

本音に嘘をついて、後悔することはバカバカしいじゃないですか?

その本音が聞こえにくい状態を誘うのが、スケベ根性、

またの名を、サクセスバイアスです。

逆に、本音の声をキャッチしやすくするのが、もう言うまでもないですよね。

ハピネスバイアスです。

「当てなくもOK」「勝たなくてもOK」「儲けなくてもOK」「別に今買わなくてもOK」「見送りだ」「長期視点(目先の利益に執着しない)でいこう」

こんなマインドセットでPaddockを眺める。

こんなとき、脳は欲にまみれてないから、クリアな透き通った水、

(なぎ)、そのもの。

そんなときに、本音をキャッチしやすくなるものです。

https://tknc.jp/tp_detail.php?id=1383



回収率を気にすると、心の凪が、さざ波だっちゃいます。



フォーカスすべきは、回収率
ではなくて、


本音率。僕はこっちのが大事だと思います。



まとめ

■回収率にフォーカス:サクセスバイアス。ブロックノイズ。昭和のOS。近視眼的。

■本音率にフォーカス:ハピネスバイアス。凪。令和のOS。長期視点。


目指すは回収率100%越えじゃありません。

ただ、本音率100%な自分であり続ける。


その結果として、


回収率が100を超えてたらラッキーだけど、

下回ってても別にいっか、

本音100パーで勝負しきってるから

悔いはネ~よ



これを自信もって体現していくためのOSが

令和のOS、Happiness bias2023ってことになります。

(ちょっとwindowsっぽく言ってみた笑)





今回は以上です。ありがとうございました。KO





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